時をかける少女

時をかける少女 NOTEBOOK原作未読。原田知世バージョンも知らず(と思ったら、ほんとに2代目、みたいな新しいつくりなんだね)。ネットでも評価が高かったけど、ほんとにすばらしかった。後半涙が止まらなかった。
客層は妙齢の男子ばっかりでしたよ、やぱヲタ層多し?(ひとりで来て大泣きしてる妙齢女子の自分含む)この映画がゲド戦記より売れなくて、ヲタ層にだけ人気が高いのか、と思うと非常にもったいない気がするけど(ゲドまだ見てないけどぐったりな予感はしてます)だからこそ自分はこの夏に見れてよかったなぁと思う。こんなまっとうな作品を作れるなんて捨てたもんじゃないなぁ。

時間は戻らないからこそ美しい、だからこそこの1秒を無駄にしてはいけなくて、その瞬間瞬間を楽しまないと!ということをあたしは知っているので、時間を飛び越えることができることで、少女は何を思うのか・・・?

ブロガー試写など。ネタバレなし感想(これ見てみようと思った)

ただただうなずくしかない監督のトークイベントレポ(内容もさることながら、愛がありますよこれ)

最後のほうずーっと涙が止まらなくて、とくに真琴がうわぁーんて泣いちゃうのにやられた。もういい大人なのでそれなりにうがった見方もできるんだろうけどそゆの全然なかった。真琴が全然あざとくなくて、元気にバカで裏がなくて、すごいピュアなんだよね、誰もが自分もこうだったらなぁ、と思うし、どこかしら自分も持ってた部分というか。そしてこの時間軸が誰しもが過ごしてきたようなよくある日常で、あとで千昭が言うように「バカが使ってくれててよかったよ」のとおり、タイムリープの範囲もすげーかわいくって、悪気がないんだよね。
千昭が親友とうまくいったとき、すぐ飛んでやっぱ告白されよーっと、てなるのかなぁと思ったんだけどそこが大人の汚れたところらしく、そゆ展開にはならず好印象。いたるとこで真琴がタイムリープ!つって駆け出して、ごろんごろん現れるところがかわいい。タイムリープの引き金となった理科室で待ち構えてるとき、あ、前にここにいたのは未来から来た真琴本人で、ドッペルゲンガータイムリープの引き金になったのかな、と思ったんですが、千昭がタイムリープしてんだろ、と感づいたあとのSF(?)ぽい展開もぞくぞくしました。
いやーこれは耳をすませばにならぶ青春ストーリーじゃないですか!?(男子にいまいち萌えれなかったのが残念) とにかく真琴がまじめに一生懸命で全力なところがほんとによかったと思う。青春、夏、いいね! そりゃきゅんきゅんするっつーの!

貞本キャラデザは普通にネ申。すいませんエヴァ世代で。
真琴役の仲里依紗ちゃんがちょっと高山みなみさんぽくてかわいかったなぁ。まだ知名度がないけどちょっとは経験あり、くらいのレベルがちょうどよかった感じ。担任の立木文彦の存在感、あんなやくざっぽい担任こわいよ! そしていじめられっこがアスベルだなんて・・・!