Mr.Children TOUR 2004 シフクノオト 大阪城ホール
ネタバレばっかなので困る人は早く戻って！戻って！
FC先行でもチケットが取れたのは会社のミスチル部でもあたしだけという幸運に恵まれて行って参りました。今回バックステージ席も入れて立見も出してるツアーなので、とにかくできるだけ座席を多くして、なんとバックステージも仕切りがまったくないの（B'zとかで、アンコールになったら幕が降りるとかそゆ感じかと思ってたけど。もちろん基本的には正面向いてるから音響はあんまりよくないらしいけど、それにしてもメンバのみんなはちゃんと後ろも気にしてた。近いのは心の距離。アリーナ26列目にしては近いな！と思ったらなぜか5列目から12列目くらいまでがなくて、10列くらい得した。えへー。桜井さんがガーッてこっちに走ってきてくれるのはすげえ興奮するけど、客の手触ったりするのはテンション下がるな・・・（追記→おかんの同僚が向かってステージ右手の2列目やったらしい・・・うらやま）。あとほぼ初めてといっていいくらいの近い正面だったので、JENがよくみえて、ドラムがほんと激しくて（暑苦しいけどな）、けど細かくて深いのにびっくりした。
≪SET LIST≫
- 終わりなき旅
- 光の射す方へ
この2曲は続けてリリースされたこともあって、なにかとペアなイメージがある。しかし1曲目に終わりなき旅がくるとは・・・（ちなみに恒例1曲目予想はあたしが蘇生か言わせてみてぇもんだ、妹1号がPADDLEでした。PADDLEは言わせてみてぇもんだと連続してるところがミソなんであって、いきなりはないと思う、て言ってたんだけど次でしたね）しかしこれから終わりなき旅に出るのね！！とわくわくしました。
- PADDLE
行こうぜ！It's OK！とと煽る桜井さんにあわせてジャンプ！
- innocent world
ちょうど10年前にリリースした大切な曲です、という桜井さんの紹介。10年・・・（調べたら94年6月1日リリースでした）「切なくて優しくて心が痛いよ」の歌詞に涙がにじむ。1コーラス桜井さんは全然歌わず大合唱（POPSAURUSでもやった）。あたしにとっても本当に大切な大切な曲。
ちなみに帰りの電車で「10年前って・・・中2？小6（←妹1号が）」とか言ってたら近くの人が若いねーとか言ってたらしい。中・高と狭い世界にいて多感な頃に聴いてた音楽てのはやっぱずっと残っていくし、重みとか聞き込み度が全然違う。そうはいっても、ハタチくらいで好きになったアーティストってあたしは全然いないので、その頃ミスチルに出会ってる人はそれはそれで幸せだと思うなぁ。
- 花言葉
- 抱きしめたい
- 口笛
MCはさんで恋の歌いきます、てことで。桜井さんが高校時代から7年間付き合ってた彼女の話に本気で嫉妬（笑）。彼女のB型肝炎が感染って抗体までできちゃったりなんかして。しかし大阪最高！ほんと最高！ていわれてテンション上がるけど、これってどこの会場でも言ってるのかなー、まさか特別、てこともないよな？ 口笛の桜井さんソロはナマ音？
- PINK〜奇妙な夢〜
- 血の管
- 掌
この体の器官つながり（？）な連携はよいなーと思った。血の管があり、心音が聞こえて、胸に掌を当てる、みたいな。
- ニシエヒガシエ
- image
- 蘇生
いきなりこんなまじめレビュを書こうと思ったのはほんとにこの3曲の演出が大変印象的だったからなのです。ニシエヒガシエはライヴで聴くたびカッコよくて好きになるんやけど、毎回演出が凝らされてるメッセージ性の強い曲で、今回は最初じーっと桜井さんが戦争のニュースを見てて、「知らなきゃよかった」「常識が揺らいでいく」「分裂しそうなんだ」と歌うこの現実・・・close your eyes・・・「どれくらい目をつぶっていただろう、君を思いながら」「楽しく生きていくimageを膨らまして暮らそうよ」と歌い（余談ながら「生きていくことの意味は争いあうことにすりかわっていく」という歌詞は、確かよしもとばななのエッセイかなんかで読んだんだけど、オノヨーコが「戦争すること」を"イマジン"するのではなく、人間がみんな「戦争のない社会」を"イマジン"しなければいけない、といってたのを思い出させた）、そして蘇生で、僕も、君も、何度でも、生まれ変わっていける、と歌うこの魂は本当にすごいと思った。
キター!! もう死ぬほど好き。サビでぴょんぴょん跳びたくなる。飛んだけど。この曲さわやかで大好きだけど、前の恋をしてて胸の鐘がガンガン鳴ってたときに聴いていた曲で、ちょっぴりきゅんとなります。隣の部屋の男がカラオケで歌ってたんやけどそれがへったくそでね！（笑） ナカケーさんに最初スポットがあたってひとりで興奮してる妹1号（メンバ紹介でナカケーさんケーシーって呼ぼうとか行ってたんだけど何由来かしら？）
- くるみ
- 天頂バス
シフク行きの切符を持ちバスに乗り込む。
- HERO
（ENCOLE)
- mirror
JENも前に出てくるぜ。途中で歌がなくなっても（なんでやろ？）田原さんががんばってグロッケンを叩く姿がほんとにかわいくて素敵！素敵！
- タガタメ
- sign
たぶん会場のみんながこの曲聴かないと帰れねえ！と思ってたんじゃなかろうか（笑）。
Qに多大なる影響を受け（ツアー2回行った）、POPSAURUSで苦しかった深海やBOLELOを乗り越えてあらためてファン熱を再燃させて、ワンダフルワールドにやきもきして出たこのシフクノオトは小品揃いな印象があったとはいえ、HEROやタガダメのように、普通の言葉で愛と希望に生きる道を歌えるミスチルは素晴らしいと思う。
そんでスカパの録画POP SAURUSみて、メモがてら過去のツアーのSET LISTをまとめたりなんかして（甘夏組曲）アルバムワンダフルワールド収録の曲はもうあの一夜のためになってしまったと思うとほんとに惜しい。「君が好き」とか聴きたかった人多いんじゃなかろうか。あたしは優しい歌とAnyが聴きたかった・・・のでDVD買ってみた。すぐ買っとけよ！それでもファンかよ！というツッコミはなしでお願いします。
