バトル・ロワイアル2

バトル・ロワイアル II 鎮魂歌藤原竜也がカッコよかったのでオールオケーイ、なんですけどね。あたし的には。バトロワ映画編の正統な続編だと思います。バトロワ観たときはね、シューヤ弱いなぁ、と思ったのよねえ。背中見せて逃げんなよ!みたいな。原作読んだ限りではもーちょっと芯のあるイメージだったの。うん、でも藤原竜也は弱くて、そんでも俺は死んでいった友達の思いを背負わなくちゃいけない、てのはすげー強かったやつだと思う。そゆ意味で、うずくまってるところとか、本当は戦いたくない弱さを垣間見せるところが人間ぽい。あーしみじみかっこよかった。押し殺した口調とか。
なんつか、いっぱいメッセージがこめられすぎてて全部を消化するのは難しい。過剰なメッセージをこめるのはちょっと違うと思うんやけどね。原作では淡々してたし、そこからどう考えるかが問題やと思う。(まーそこまで考えられんアホがおるからあかんのやけど)痛みを自らで知れ!いわれのない暴力を振り払え!てとこかしら。傷つける痛み、失う痛み、傷つけられた痛み、そゆ痛みを身を持って知らないといけない。

死ぬことよりも、忘れられることのほうが苦しい。

しかし金かかってたな。爆撃も銃撃もやりすぎだよー。竹内力はかっこよかったよー。さすがミナミの帝王。すげえ存在感。三田佳子があの役柄で出てるのは変に穿って見てしまうけどね(笑)。わざと?今回生徒役の子はあっけなく死んでいったし、メインはそっちじゃないからさ、あんま注目できなかったけど。とにかく酒井彩名だけはがまんできなかったなぁ・・・好みじゃないわ。女子の存在が薄かったよね、まぁシオリがいるからしょーがないんだけども。前田愛ちゃんも好演。バトロワでの典子の位置付けもどーも好きになれないので愛ちゃんひいきで(意味わからん)。
しかしアホそうな男子がいっぱい見にきてたけど、あれ見てどう思うんかなぁ。おもしろかったー、て思うだけやったらちょっと怖いな。それからエンディングのスタッフロールまでが映画やと思ってるので、スタッフロール流すところから次の客が入ってくるのものすごい腹がたつんやけど。あれ最後まで見なくていいっていう人いるの?あの先があったらどーすんの!?て思うんやけど。

マッコイさんのノベライズを読むかどうかは決めてない。
(あ、マッコイさんは好きです)