11月文楽公演(2部)@国立文楽劇場

伝統芸能キタコレー。基本的に芝居だいすきだし、深く考えずに行きたいです〜て言ったら本当に湊さん(id:mnt)に誘っていただいたよ! なんか勉強していくべきかな〜とかのんきにかまえてましたが、全然そんな暇もなく当日になりましたエヘ。確かに敷居は高そうなんだけど、基本的に古文好きだし*1、もとよりノーミュージックノーライフ、そんでもって可動式の人形が出てきたりすればね・・・言うことないよね(笑)。国立文楽劇場は大変きれいな劇場で、字幕表示もあり、イヤホンガイドで解説聞けるし、パンフ買ったら床本*2ついてて復習もできるし、とっても親切でした。人間国宝とかふつーに出てくるし、最終幕では太夫も三味線もずらっと並んでオッサン萌えーーー!!!みたいな(下世話ですみません)。たぶんそんなに儲かってなくて、けど仕事には誇りを持ってる職人タイプで、家帰ったらふつーのお父さんで家族は特にお父さんの仕事には興味がない、みたいなバックグラウンド想像するだけで萌える(下世話ですみません)。職人ってほんとかっこいいよね。風流で粋で、素晴らしい文化だと思いました。大人のたしなみなんでしょうけど・・・高校生のときとか見てもつまらんかったかも(実際落語鑑賞とかしんどかった気が)。できれば近くで人形の細かい動きが見たい、なんて贅沢を言ってみるテスト。人形遣いが黒子になっていて見えない影の存在なのに、その人形の動きが人形遣いを際立たせるってすごい仕事だよな。まだ違いはわからないけど、影になってる人が見え隠れする芝居ってのがすごい面白いなって思った。見たふたつのお芝居についてメモ。

源平布引滝

  • 真ん中の段がメインなのかなー、太夫*3が演技?ていうのかな、声色とか使い分けててすごかった。途中意識が飛んでしまったけど(おい)
  • そうだそうだ、琵琶を演奏するシーンがすごかったんだ!! 三味線すげーかっこよかった。思わずイヤホンガイドをはずして両耳で。つうかあれ、なんであんなうまく琵琶が弾けたんだろう、その背景がわかんないな(まーそんな無知な感じで見てました)
  • 物語的にはねー、娘っこを折檻かけときながら大団円で武士として見事!堂々と戦おうぞ!てなにそれwwwて正直思いましたけど、まぁ古典ってそんなもんですよね。人形もきらびやかでよかったです。
  • あ、折檻のシーンは動きも細かくてよかったです。殺陣とか。やっぱ派手ですね、平家物語近辺は。

曽根崎心中

  • とっても有名なお話ですね。や、物語的には全然感情移入できないんですけど、やっぱ心中のシーンはぐっときました
  • お初の人形は、女の人形では唯一足がある。かしらはねむりの娘。足があるのは縁の下の徳兵衛に足で合図を送るシーンがあるから、目をつむるかしらを使うのはその足の合図に徳兵衛が応えたときに一瞬恍惚とした表情をするため
  • 遊女の着物がいちいちかわいかったなー

*1:英・国で点稼いでた理系ですけど何か

*2:太夫のひとが読み上げる台本、ていうのかな

*3:竹本綱太夫人間国宝