転生薫風〜テンセイクンプー〜@大阪厚生年金会館芸術ホール

ジャニジャニした舞台なのかなー、バンプー見たときの違和感(id:hinomaru:20051030#p1)みたいなのをまた感じるのかな、興醒めになったりしないだろうか、と不安を抱いて行ったものの、やっぱヲタなのでおーのさんがかっこよければなんでもいいや、的な・・・いや、かっこよければなんでもいいや、じゃなくて実際あのひとめちゃくちゃかっこよくってもう、言うことない。すごいもん見た、満足です。
わたしは嵐のコネタとかはさまれるのはあんまり好きではなくて、あればあったで楽しくていいかなーと思うんだけど、やっぱ時代背景とかを大事にしたいのでノリでそゆのやられちゃうとひいてしまうところがある。けど、そういうアテ書きされるのは役者冥利に尽きるしあわせなことなのかな、とか思ったりもした。や、何が言いたいかってね、ヲタでいっぱいになるようなジャニジャニしたお芝居の仕事*1ではなくもっとでかい仕事やってほしいんですよ! 社長、おねがいしますよ!! おーのさんはぱっと見で華があるとは思えないし、小器用に飄々と仕事こなしたりもしないけど、ステージで取り組む実力ってのにすごい光るものがあると思うんだよなあ。きださんと組めたプーシリーズはすごく良かったと思う、パンフ見るとセンゴクプーはもともとあったものをそのままおーのさんが演じたらしいけど、バンプーとクンプーはそこからおーのさんに合わせてふくらんだんだもんね、特に今作の着地したとこがすごくいいとこなんじゃないかと思うのよね。プーシリーズをふまえて、また新たになんか飛び出してほしい、まじで。
おーのさんが演じてるところってわたしWSSバンプーくらいしか見たことないんだけど、この役どころがいちばんわたしが思うおーのさん像に近くてきゅんきゅんしました。やさしくて、争いがきらいで、誰かのためにわたわたしながらも一生懸命になってしあわせを振りまいてくれる、けどどこかちょっぴり孤独な影を持っている、というキャプテン。我ながらきもいな俺。「あと6回がんばります」って言ってて6回もねーだろ!て思ったけどほんとにあるみたいだ。最後までがんばってね!!
ストーリーはタイムスリップものの王道といった感じで、タイムスリップ→なんか取り返しのつかないことが起きる→それを食い止めるためにもっかいタイムスリップ、という、ね。これまで何度かJの舞台を見てきたけど、何かしら救いようのない死がからんでいてほんとうんざりだったんですね。どうしようもない死ばっかりで、若い人がやる舞台でなんでこういう形で死を取り扱うんだろうと不思議に思うくらい(単にわたしが好みじゃないだけですよ)。けど、今作では「誰も死なせたくない」って展開なので心底ほっとしたし、やっぱりこういう物語が見たい。どうせ苦悩するなら生きるために悩まないと。2回同じような進行があるけどぐだぐだにならなかったし、最後の最後まで時間軸がうまくつながっててよいストーリーでした。とにかくずっとなんか動き回ってアクションしてたような感じだったなあ、みてて息がつまって、ずっと緊張してて疲れたもん(笑)。気を抜くところがなかった。
カーテンコールでは惜しみない拍手、やっちゃうなースタンディングオベイション。最後にはおーのさんサンタ姿で登場!!キャーーー大サービス!きださんもステージに上がり「クリスマスは女の子と過ごしたいと思いますが、こんなにたくさんの女の子と、どうですか?」「快感です」だって(笑)。最後の挨拶も精根尽き果てた様子で、あんまりしゃべってなかったけど、イエーイてあの両手ピースしてたし、緞帳が下りるときもかがんて手振ってくれたり、おーのさんだった。うれしい。

  • パンフのセンゴクプーのおーのさんがかわいくって死にました。3年しか経ってないのに・・・!
  • コートがOneコンのイエスノーぽかった・・・(近くで見てないのでぱっと見だけどね、袖にアクティブモードのボタンが・・・)
  • 早替え?で沖田に!客席からもおおおおお!!てなりましたよ! はーバンプーもすてきだった!!
  • エーの嵐!「やらせんなよ!」
  • ごモルモットも
  • 最初のタイムスリップ、階段下に落ちるところがあったけどスタントさんでした(2Fだったのでうしろにはけていくのが見えた・・・)。というか、この影武者さん(2度目のタイムスリップで出てくる人だよね)どんなひとなんだろうか。たぶんこの人に似せておーのさんも今の髪型にしたんだよね?
  • 問題のWOW!ね。好きだけど。腰にくる、のおーのさんの腰つきがエロかったので許す
  • 2006年ではダンスをやってるという薫さん、A・RA・SHI踊ってたわ・・・キレキレ。
  • 美波さんは手足がすっとのびてきれいだったニャー。つうか、ラブシーン、あるんじゃなかったの?? いっしょに踊るのがせいいっぱいのラブシーンだったんだろうか・・・! アクティブモードのエロボタンは搭載してほしかったな・・・。
  • しかしこのアクティブモードでいっしょに踊る貴公子の舞がしなやかでかっこよくてしぬかと思った
  • 2幕から、展開を知ってるのでわたわたするおーのさんがすげーかわいくってしねる
  • ヅラ!ね。1回目も何度もなおしてたけど(秋本さんがもう1回やらせて!とノリノリだった。ウケると楽しいんだろうな)「輝いてます」「どういう意味だ!」、2度目はもっとひどくて「こっちのほうがおもしろい」とか言って、最後には笑い泣きしながら「・・・無理・・・!」って言いながらはけていくという(笑)。
  • 一生ついていきます!キャプテ〜〜〜〜ン☆
  • ラストなあ・・・あの「アリガト」は賛否両論あるだろうな・・・うまくやったとは思えないけど、それほどなしという気もしない。最後は声聞きたかったかも。

*1:もっとJ電波を発するようなステージもあるんでしょうけどね・・・