映画ハチミツとクローバー

ハチミツとクローバー ―PHOTO MAKING BOOKあれはリアルたけもとなんですか、リアルさくらいなんですか、とにかく翔くんにきゅんきゅん、泣かされっぱなしでした。
原作をブレイク直前から愛読しているだけに、酷評気味になっちゃいましたが、総合的によかったと思います。もっぺん見に行くつもりです(青春券が余ってるから)。
やぱ原作とは別物だね、甘酸っぱい部分とコミカルな部分がいいバランスで含まれてるからおもしろいのに、甘酸っぱい部分ばっかりが押し出されていて、正直見終わってさわやかな気分になれず、ちょっと落ち込んじゃったよ・・・決して悪い意味ではないんですけど。少なくとも恋がしたくなるとは思えない。翔ちゃんの報われなさもいけてなさも、原作であんなもんなので全然問題なくって、むしろリアルたけもとじゃん、CGか・・・!?と思えた。人が恋に落ちる瞬間をはじめてみてしまった、のシーンの印象の安っぽさもあり、ラストシーンでの告白じゃ報われねえ!明るい気持ちになりきれねえ!とか思うわけですよ。海岸で泣くシーン、確かにぶっさいくだったけど、もうすでに自分も泣いてたしな。あはは。リアルたけもと、リアルはぐが最強でした。とくに優ちゃんは最初決まったときもうーん・・・ちょっとちがくね?とか思ってたんですが、第一声で裏切られました、この子女優だ・・・! いや、翔くんだってなんであんなしょっぱい役ばっかりなのよ、て決まった当初は不満だったんだけど、最近普通の男子キャラが最高にステキなので、今ははまり役だと思ってます。そして主要キャラ3人も気になる点が(全員ビジュアルは完璧なんですけどね・・・! それだけに!)。

  • あゆ:天然ぽさがなくて、憎めないところが出てないから暗い、黒く見える
  • 真山:情けなすぎる・・・もーちょっとキチッとしたシーンがあってもよかったのに・・・
  • 森田:突き抜けすぎ。立ち居振る舞いは森田なのに、しゃべってることがぜんぜん森田じゃない。

修ちゃんもちょっと違うんだけど、堺雅人さんがふつーにかっこよくて、あれは堺版修ちゃんでいいんじゃないかと・・・(ひいきっぽいけど、許せる範疇)
翔ちゃんはね、恋したシーンから、うれしくってにへぇてなっちゃったり、寝起きシーンは最高だし、初めてはぐをランチに誘うときにもじもじするところとか、こっちこっち!て手を振るシーンとか、まじでニャンざぶろうに入って汗だくになってるのとか(ニャンざぶろうとはぐはもうちょっとからんでほしかった・・・!)、泣きそうになってるのをこらえてるシーンとか・・・翔ちゃんがなんか身に覚えのある青春スーツをまとって演じてるのに感情移入しまくりで、みんなで海に行くシーンも、しあわせなシーンなはずなのになぜか泣けてきてさ。不器用だけど誠実にがんばってる青春ってストライクゾーンなのかも。とにかく翔くんがでれーってなるのがしあわせだったよ・・・! あと城マニアっぷりに萌えMAX!ハフーン☆「(真顔で)長野に住んでるんなら松本城行かないとだめだよ!・・・5層天守が国宝なんだよね・・・(きらきら)」あれリアルさくらいでしょ!(笑)

あと主題歌の使いどころがもったいない・・・エンドロールに2曲ってつめこみすぎじゃね? できるのが遅かったのかなぁ、いいシーンでバーンと流してほしかったなぁ、特にアオゾラペダルは竹本がチャリで走ってるときに・・・!

マリオとルイジがやりすぎで笑う「大きいスィー、曲がってるスィー、穴あいてるスィー」