真夜中の弥次さん喜多さん
なんで見に行こうと思ったんだろう(笑)。もちろん長瀬!くんく!がいちばんなんですけど、実はあたししリあがリ寿が全然好きじゃないんだ・・・なんていうか、あのブラックな世界観が理解できないの。各所のレビューとか見て、合本 真夜中の弥次さん喜多さんくらいは読んどけば?みたいなことが書かれてて、んー2000えん・・・ていったんやめて、立ち読みしたけど・・・やっぱ買えなかった。やっぱ受け付けないみたいだ。そんなわけでだいぶ不安やったんやけど、普通に面白かった。いや毎度毎度わけわからんのやけどね(笑)。たぶん原作知らんから楽しめたのかなぁ。
- 映画見に行くと必ずパンフを買うんですが、一番びっくりしたのはリュックが出てる!と、CVの名前で気づくんだから俺も末期だなぁ、と。
- 戸板がくるっと裏返って喜多さんになるんやけど、すごい笑いが。何がおもしろいの・・・? ダークというか、笑うとこじゃねえだろ、というか・・・というわけで全編通して笑いどころ?ていうところで笑い声がでかくてイライラした。終わってから振り向いてみるとまだガキでしたね、ガキが見るもんじゃねえや! どうかしてるよ・・・。あと前の人はおぎやはぎが出てきただけで椅子から跳ねて爆笑してたなぁ・・・自分の部屋で見てるんじゃないんだから、まったく。
- しかし喜多さんの部屋の落書きとか(馬刺ってなんだ 笑)浴衣の柄とかお伊勢参りの葉書とか、しリあがリ寿のユルユルな感じがいいなぁ。
- 象様はまゆ毛がくさい!とか言う生瀬さんに笑う。待て!やっちまえ!の絶妙なタイミング。
- 七之助くんがはやく準備しなよ〜て仕度ばっちりで出てきて、見得をきるところなんてやっぱ歌舞伎の人だーて実感。
- 急にHIPHOP系になってみたりとか(そりゃリヤルじゃねえや!)出発でいきなり歌って踊ったりとか、あげくのはてにはバイクかっ飛ばしてみるとか(ふたりの衣装がかっこいい。ブーツいい感じ)、全然どうでもいいのね、おもしろければ。それを許せるのがくんくのよさで、で、時代考証にひっかかって戻れ!とか言われてまた電車で戻ったりするオチが最高。
- 弥次さんの腕に喜多さんの顔がーてくだりは笑うところじゃないと思うんですが、こゆところが笑えないからしリあがリ寿がわからんのだよね、きっと。
- スキップが下手すぎる弥次さん、ホモだからよ!て通りすがりの女子をかついだり(エンドロールで磯Pが!と思ったんやけど、かつがれた人が磯Pやったんやって> baddreamfancydresserさん)ちょんまげ噛んだりとか、ほんと長瀬はバカだな! そんな2.5枚目なところが好きなんやけど。
- 竹内力の演技がやばすぎます。
- ホット師匠(あたまパッカーン、どこのドイツ人!)の死にかけの目つきもやばすぎます。こゆところで板尾をもってくるのがくんくのシュールさでありB級っぷりであり(これだけ人気があるのでもうB級とはいえないか)。
- サダヲさんのあのテンポがたまらん。安心できるね。呑々!おまえでかうざい!
- リュックキター!(松本まりかさん) いやーほんとにリュックのまんまの声でちがう意味でうれしかった。「おひかえなすって!」かわいいけど顔が女子高生ぽくないよね(わ!でもあたしより4つも年下・・・リュックやったとき10代やったんや・・・)。
- 七之助くんの女子高生姿がかわいすぎる・・・七之助くんは原作の喜多さんのイメージがよく出てると思う。頬のこけ方とかメイクで意識してるんやろな。
- 次郎長キター! キターと思ったけど爆笑登場シーン!てわけでもなく・・・あたしの笑いの沸点が高すぎるのか、周りが低すぎるのかどっち?
- 勘九郎さん(もう勘三郎か)をあんな使い方・・・新聞紙のかぶと・・・いいの? とろろがにゅるーて出てくるのはさすがにきもちわるい。
- 四時さんにも相当笑ったなぁ。くんくマジックとしかいいようがない。
- ぐっさんは髪を洗うところがおもろかった。
- 笑ったのがスズキさんですよ。あれだけで登場させるか!ていう。PVだけじゃん! 詞が最高でした。
- ARATAさんとアケミちゃんの青い車コンビ・・・アケミちゃんがエロい、エロすぎる。どーなってんだあの衣装(衣装?)。なんでこのふたりなんやろね・・・(ちょっとジェラスィー)ARATAさんの七三わけとか気になりますが、青い車のときよりはほっそりしてたので安心、声がイイ。
- そして魂の宿で良々が大量に!あれ原作ではどんなんなってんだろうなぁ(笑)。研ナオコも雰囲気でてる。
- いろいろ漫画家とかも出てたりなんかして、青木和代って見たことある名前やな、と思ってぐぐってみたらジャイアンのかあちゃんやった・・・!(軽い声優ヲタっぷりを遺憾なく発揮しております)んんーどこにいたんだろう。
なんつうかコネタ的出演者で笑えてるところが多いけど、それが楽しくて、わけわからんけどなんかハッピーエンドでよかったなぁ、と。原作がわからんのでなんともいえないけど、映画1作として楽しかった。HとCUTじっくり読んでも思い出し笑いするし、じっくり何度も見たい作品になりそう。