うまい・へた

楽器を演奏する上で、上手・下手と評されるものはメカニカルな部分、すなわち技術だと思っています。一方、音楽性そのものについてはどう表現すればいいでしょうか。良い、悪いとか、感動とかでしょう。音楽性とか表現とかに上手下手っていまいちピンと来ません。

じだらくさんの記事をまるっと引用。ここまでは、普通に納得。音楽性には得手不得手はある気がするけど、上手下手があるのってやらしくないですか。

野球で、バッティングや守備が上手いのと、野球が強いのが違うようなものです。

しかしこの例えはしっくりこなかった。単純に技術と音楽性の認識の違いだと思うんだけど。音楽性って技術がまず根底にあって、それに上乗せするものなんだよね(歴史とか時代背景を意識する必要のあるクラシックとかは音楽性もありきなんだろうけど、それもやっぱ技術がないとできないことじゃないかと)。わたしは、バッティングや守備がプレイヤー全員上手ければ、野球も強いと思う、基本的には。ただ、巨人が優勝するのと広島が優勝するのって全然違うよね、そゆのが音楽性にあたるもんなんじゃないかと、ようは「気持ち」っつーか、勢いとか気迫にあたるもの(それが作曲者の意図であったりするのか)をどれだけプレイにのせられるか、てことじゃないの?
あ、なんか自分でまとめたら見えた。バッティングや守備が上手けりゃ野球が強いってわけじゃない、てことが言いたいのか。
音楽性ってのは大事なものだと思うけど、決して音楽性ありきの音楽ではダメなんだよねぇ、ある程度技術をカバーすることはできるけど。けど、音楽性は、いくら上手くても全然ダメ、ていうこともあって、これはこれで難しい、練習でなんとかなるってもんでもないし。