よしもとばなな×森博嗣の自分大切論

よしもとばななが「自分を大事にする、ということは、そうやって傷ついたときに痛みをもって人を切り離すことであったりもする。自分を愛する過程では、愛をもって人と傷つけあい別れることはいっぱいあるのだ」と言うと、森先生が「この言葉=(自分を大切にする)が、普通は「逃げる」「避ける」という行為に対する言い訳的表現として用いられているが、そうばかりではない、「攻める」「壊す」に近い行為を伴わないと、自分を大切にできない場合があるのだ。また、自分を守るために人を傷つけることがある。誰も傷つけたくない、という綺麗事がいつも通用するとは限らないことは、心に留めておくべきだ」と、敬愛するふたりの作家がこう言っていて、自分の業がちょっと救われた気がした。まだうまくまとまらないけど、たいせつなひとにちゃんと伝わるように愛をふりまいていくよ!